病棟業務と一概に言っても、施設や病棟によって大きく異なると思います。
ここでお話しするのは、急性期の病棟の一般的な業務についてのお話をします。
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やることが多すぎる病棟業務
看護師の病棟の業務って本当にたくさんありますよね。
点滴の作成、投与、患者さんのケア(清潔ケア、処置など)、療養上の世話全般、カルテ記載、家族対応、他職種との調整、手術や検査出し。
一日のスケジュール
8:30 申し送り
8:45 環境整備、手術・検査出し準備
9:00 手術・検査・透析出し
部屋まわり、バイタルサイン測定、処置介助、点滴作成、投与、清潔ケア、昼内服準備
12:00 配膳、食事介助
13:00 カンファレンス
部屋まわり、カルテ記録、検査出し、手術受け、入院受け、家族対応、ケアなど
16:45 定時終了
一応定時終了としましたが、基本的にはそんなわけないですよね。
これら以外にも、ナースコール対応や患者さんの急変などイレギュラーなイベントがたくさん起こります。
なぜ業務が回らないのか
私自身もそうですが、業務の始めに必ず一日の行動計画を立てます。
しかし、先ほどもお話ししましたように、病棟ではイレギュラーなイベントが多発します。
認知症・せん妄の対応、患者さんの急変など。
始めに立てた行動計画通りに進まず、最終的には業務が回らなくなることがあります。
業務が回らない原因
・急変対応
・頻回なナースコール
・ケアや手技の技術が未熟
・クレーマー
・急な治療や検査の追加
多くの意見があると思いますが、私が一番業務が回らないと感じるときは、決まっている業務が間に合わないと感じる時です。
どういうことかと言うと、一日の中で時間が必ず決まっている業務があります。
それは、手術出しの時間、透析開始の時間、点滴投与に時間、配膳の時間など。
これらの業務がひっ迫される、急いで行っている、少し遅れているときは、やはり精神的にしんどいと感じます。
では、そのようなイレギュラーなイベントが起こり、業務がひっ迫した時はどのように行動計画の修正をすればいいのでしょうか?
修正、協力、諦め
私が実践している行動計画の修正方法は、「時間が決まっていることを軸に考える」ということです。
イレギュラーなイベントが起きた時、自身が建てた行動計画を見直します。
先述で挙げたような、時間が決まっている業務は変えることができないので、それ以外のケア、記録、リハビリなどの時間を調整します。
それでもすべての業務をこなすことが難しいと判断した場合は、手が空いている人にお願いします。
(困っている時は若手ベテラン関係なく助け合える人間関係があるので)
それでも無理な場合は、ケアの内容を変更するか、翌日に回すなどして修正します。
まとめ
一番大切なのは患者さんの不利益にならないことです。
そして私たち看護師が心身ともに健康で働くことです。
業務が回らなくなると、看護師は焦ってしまい、結果として患者さんにも危険を及ぼしてしまうかもしれません。
人手不足、人間関係、職場環境など、簡単には解決できない要因がたくさんあると思いますが、少しでも行動計画に悩んでいる人の手助けになればと思います。